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STEP2 片付けなくても散らからない部屋は、動線の改善から

片づけ時間を3分の1に減らす動線へ

暮らしの仕事の中で、私が最もやっかいだと思っているのは、「片づけ」です。

家事の手間を減らしても、部屋が散らかっていては快適には暮らせません。

「掃除上手」がいるより、「片づけ上手」がいるほうが、家の中はきれいです。

ところが、片付けが苦手という人は、とても多いのです。

そしてこの能力は、一朝一夕ではなかなか身につきません。

「片づけること」の中には、3次元で住空間を捉えて、たくさんある物を識別・分類し、その形に合った収納用品を用意して整理するという、高度な脳の仕事が含まれています。

それは、作業を繰り返せば結果が出る洗濯や掃除とは違う種類の能力です。

計算が得意な人がいれば、絵を描くのが上手い人もいるように、こうした片付け能力には個人差があります。

引き出しに仕切りをつけるといった細々とした収納アイデアを試してもなかなか効果が表れないのは仕方がないことなのです。

では、どうしたらいいのでしょう?

答えは簡単!

「散らかったものを片付ける能力を身につける前に、散らからない家の造りにする」ことです。

この順番で考えるのが現実的です。

物が散らかる原因の一つには、家の動線が深く関わっています。

動線と収納場所がずれていると、「置きっぱなしにされる荷物」が堆積していきます。

散らかる家にはちゃんと原因があるのです。

生活動線はコンパクトにまとめるのが、物をあちこちに堆積させないポイント。

散らかりがちなものは、動線上の初期段階でキャッチします。

そのために、簡易なものでいいので「ちょっとまとめておく」場所を用意して、その先の動線に置き去りにされない工夫も必要です。

帰宅後や就寝前の動線などを良く思い起こして、シミュレーションすることから始めてみて下さい。
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